ライバルが暴く 真実と秘密「ウラジーミル・プーチン」



 今回もhuluを介してナショナルジオグラフィックチャンネルを見たよ。今回は「ライバルが暴く 真実と秘密」からウラジーミル・プーチン。
 タイトルから勝手に、政敵一人が延々とタイトルの人間のことを話すのかと思っていたが、実際は色んな人が少しずつ登場する作りだった。
 今回メモりながら見たところ、トータルで13人が登場。結構な人数だし、数が不吉だ。

 何だか無駄にロケ地がカッコイイ。
 殆どは図書館らしき重厚な建物内で、これがまた歴史ありそうで素敵。ビル・ブラウダーだけはホワイトハウスを見下ろす見晴らし絶好な高層ビルだけれど、これがまた掃除が大変そうなガラス張り。

 登場した人物は以下、肩書きは途中で変わる場合もあったが、その全部は網羅していない。

・ロバート・ゲーツ(元国防長官)
・ジョン・シンプソン(BBC国際問題編集長)
・グレブ・パブロフスキー(ロシアの元政治顧問)
・マーシャ・ゲッセン(「そいつを黙らせろ」著者、反体制ジャーナリスト)
・マリナ(リトヴィネンコの妻)
・ビル・ブラウダー(元ロシアのヘッジファンド顧問)
・レオン・パネッタ(元国防長官、元CIA長官)
・ヴィクトル・ユーシェンコ(元ウクライナ大統領)
・ナージャ・トロコンニコワ(アーティスト、元政治犯、バンド創設メンバー)
・マーシャ・ゲッセン(反体制ジャーナリスト)
・ジャンナ・ネムツォワ(野党指導者の娘)
 ちなみに父親の名前はボリス・ネムツォフ。
・プラトン(写真家、タイム誌の表紙を20枚以上撮影)


 話の内容としてはさして新しいものはないのだが、当事者が語る姿は結構インパクトがある。
 ビル・ブラウダーの語るガスプロムの不正を糺そうとしたら法廷闘争になり、彼が雇った弁護士マグニツキーが撲殺され、アメリカでマグニツキー法が出来る件とか震える。
 リトヴィネンコの妻、ネムツォフの娘が語るのもなかなか凄まじい。
 それだけに最後の登場した写真家プラトンの話は、ちょっとほっこりしてしまった。




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